5年ぶりのビート

2021年07月31日

引き渡しから時間が経ってしまってるのですが、

5年ぶりにオーナーさんとドライブした

シルバービートのご紹介です。



5年前にリフレッシュの計画を

立てておられたんですが、お仕事の事情で

ビートと離れ離れになってしまい

最近になってようやくビートと再会し

その計画を改めて実行に移されたのでした。





5年ぶりに再会された時にも

「とりあえずエンジンを掛けてみたいのですが・・・」と。

久々のビートに居ても立っても居られないって感じが

伝わってきました。

そして陸送で当社まで運び、後日打ち合わせに来られ

リフレッシュスタート。







エンジンはタイミングベルトを中心にメンテナンス。

勿論タイベルだけではなく、プラグホールの

Oリングの交換、オイルシール、W/Pの交換も

同時進行。最後にバルブクリアランス調整です。

そうそう、人気のオイルパンスペーサーも取り付けしました。






取り付け後の画像が無かったので、

別車両のをちょっとお借りして・・・。




こんな感じになります。





なぜだか(勉強不足です)画像のサイズが小さいのですが、


ミッションはいつもの定番メニューです。

ただ、オーナーさんのこだわりで

各シンクロスリーブハブはWPC処理しました。

これは、オーナーさん、手ごたえがあったようで

「良かった!」と連絡くれました。





こちらはブレーキ回り。

画像はフロントキャリパーですね。

やはり保管状態が良いのでキャリパー内も荒れてません。






リア側。同様、良いコンディションです。






足回りは無限のサスキットにブッシュをフルで交換。

フルなのでリアのコントロールアームなども新調。






そしてボディ回り。こちらは板金塗装屋さんより。















もう10余年ビートのボディレストア頑張ってもらってます。

塗ってはい終わり~・・・ではありません。

最後の最後まで要望に応えてくれます。







うちの工場に帰ってきて、ソフトトップ張り替え、

ウェザーストリップフル交換。

ドアホールシールを張る前に雨漏りチェック、調整です。

ビート、本当に漏れます。非常に時間のかかる工程。

半日くらいかかることもあり・・・。

漏れが無いのを確認してホールシール、ドアライニングの取り付け。




最後にコーションラベルを貼り付け、完成。

ラベルがまだ純正で出るからうれしいですよね。






ドアの水切りモールも新調。



ホイールもリフレッシュ済み。




あのLEDも取り付けました。







「もうすぐ完成ですよ!」って感じで久々にメールさせて

もらったのですが、早く見たくて!とまだ引き渡し可能ですとは

伝えてないのですがその週末、熊本から飛んで来られました。

勿論、ビートに乗り切らないパーツの引取りも兼ねてだったんですが

「こんな気持ち久々で、嬉しくなっちゃって!」と。

私たちにとって、こういったお言葉をもらえるのは至福の時ですね~。




最後の最後に廃盤になっているイグナイターの交換を

お願いされました。こちらはH2工房製です。

手作業ですのでなかなか数が無いようです。






配線は加工が必要です。





取り付け完了!

そして、改めて引取りに来られました。

「そういえば新車の時は~」と、

およそ26年前の新車引取りの際の様子を

話して下さり。。いや~まるで新車を納車するようで

気が引き締まる思いでした。。



そして帰られてすぐにメールを頂き、

「新車の時はこんな感じだったよなぁ。と、
26年前の、覚えてもいない感触を想像しながら
5年振りのドライブを楽しみました。」





これからも10年20年と、大好きなビートとお過ごしください。